日本人なら誰もが一度は聞いたことがある言葉
和を以て貴しとなす
有名な聖徳太子のことばで、
皆いさかいを起こすことなく、仲良くいることが良い、といった意味があります。
日本人なら誰もが知っている言葉ではありますが、
実現できているでしょうか。
答えはNOです。
世界をみれば紛争・戦争のない日は無いし
日本国内に目を向けても、いじめやDVなどはずっと社会問題としてとりあげられ続けています。
最近は拍車をかけて
京王線で20代の若者が「死刑になりたかった」と言って人の命を奪い、
大阪ではドン・キホーテの屋上から下にいる人を狙って買い物カートを落とし、
仙台ではスーパーで清掃員が男性を切り付ける、
そんな驚くニュースが頻繁に飛び込んできます。
安心して街をあるくことすら難しくなってきているのが日本の現状です。
和を以て貴しとなすの本質は、私たちの中には残っていないのでしょうか。
和とは何か？
そもそも、和とはなんでしょうか。
わかりやすくこう表現することもできます。
「みんなちがって みんないい」
しかし
みんなが違うという多様性を認める大切さはわかる、でもどうしてもアイツは許せない！！
と思うことって…ぶっちゃけ、ありますよね。
でも、その場を丸く収めるためにとか、
あとあとの関係性を考えてとか
いろんな理由で我慢して飲み込んでいますよね。
その我慢、忍耐により成り立っているのが「相対的な和」です。
それがいつまでも続けられるわけもなく、
通り魔が増える現状につながっているのです。
相対的な和から絶対的な和へ
令和哲学者NohJesu氏は従来の「相対的な和」に対して
「絶対的な和」を提唱しています。
「相対的な和」の原因を人間5感覚脳による不完全な観察エラーと規定し、
「目で見ちゃダメ！！」を合言葉としています。
脳による観察が不完全なら、目で見ちゃダメなら、何で見るの？
それが心から見る「心感覚」です。
わびさび美学や悟りの世界とも通じるものです。
この心感覚を、誰もが使えるものとして体系化し、伝達していくことで
「絶対的な和」を人間のスタート地点にしようとメッセージ発信をしています。
この内容について、わかりやすく内容をまとめたものが本として出版されています。
ぜひ一度、手に取ってみてください。
